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【書籍】『アグレッシブポーカー──究極の戦略』リー・ネルソン/他3名(著)

書籍・映画・戦略戦術本, リー・ネルソン(Lee Nelson), タイセン・ストライブ(Tyson Streib), バートランド・グロスペリエ(Bertrand Grospellier), トニー・ダンスト(Tony Dunst)

【出版年】2018年日本語版(2018年電子版)2011年英語版
【著者】リー・ネルソン(Lee Nelson)/バートランド・グロスペリエ(Bertrand Grospellier)
     タイセン・ストライブ(Tysen Streib)/トニー・ダンスト (Tony Dunst)
【内容】

スリーベットやフォーベットは当たり前!
ファイブベットも飛び出すようなゲームに適応するには?
トーナメントポーカーは、ライブもオンラインも日々進化している。

ポーカーは、よりルースでよりアグレッシブな(LAG:Loose Aggressive)プレイに向かっているというのが明らかなトレンドだ。オンラインでは、このようなルースアグレッシブなスタイルは広く流布しており、目まぐるしい速度でチップがプレイヤー間を移動することになる。優れた若いオンラインプレイヤーが徐々に世界中のライブトーナメントに進出していくことによって、戦いはますます過熱化している。

このようなトレンドとそこから得られる教訓について、著者たちは何度も検証した。今やトーナメントで勝利するためには、プレイヤーのタイプと傾向を特定し、適切にプレイを調整することが不可欠となった。

本書では、トーナメントプレイに必要なあらゆる情報を提供する。トーナメントプレイの各段階(序盤・中盤・終盤)での詳細を説明しつつ、ルースアグレッシブスタイルがどのように、また、なぜ上手く機能するのか解明し、対抗すればよいのかを徹底解説。さらに3ベット・4ベット戦略を分析し、ハンドレンジに応じた均衡戦略を明らかにする。また、ゲームのプレイ方法を変えたニュースクールのテクニックの多くを精査する。読者のライブポーカーでのプレイを後押しして完璧に近づけるべく、付録として「テル(癖)」の読み方についてまとめた。長年、ポーカーをプレイしていたとしても、ゲームで使用される現代の用語や略語に馴染みがない読者のために、本書で用いた用語と略語のすべてを網羅した用語集を収録。本編を読む前に用語集から先に目を通した方がよい読者もいるかもしれない。巻末カラーチャート付き。

本書は初心者向けの本ではない。対象者は、オンライン/ライブ両方の中級者及び上級者のトーナメントプレイヤーだ。この条件に該当し、自分のトーナメントプレイを向上させたいと思っているのなら、本書は君にとって最適の一冊だ。

【構成】

本書について
パート1 一般概念
 第1章 ゲームの進化
 第2章 メタゲーム
 第3章 プランを持つ
 第4章 ハンドリーディング

パート2 トーナメントプレイ
 第5章 序盤のプレイ
 第6章 フロップでのプレイ
 第7章 ポットコントロール
 第8章 自分のイメージをモニターする
 第9章 ブラフ
 第10章 ミニマムレイズ
 第11章 中盤のプレイ
 第12章 3ベット及び4ベットの均衡解
 第13章 上級トーナメントコンセプト
 第14章 ファイナルテーブル
 第15章 ヘッズアップ(HU)
 第16章 20BB及び15BBスタックでのヘッズアップにおける均衡解

パート3 その他検討しておくべきトピック
 第17章 ライブ VS.オンライン:ライブプレイヤーの弱点
 第18章 「輪転機を止めろ!号外だ!」

付録Ⅰ テル
付録Ⅱ 数学的ハンド分析の詳細
用語集
巻末付録 カラーチャート

【特徴】
アグレッシブポーカーシリーズ第三作目。カラーチャートを含めると550ページもの大ボリューム。
シリーズを通して最も高度なトピックが扱われる。前作で取り扱った概念について言及する箇所もあるので先に前2作を読んでおきたい。中級者~上級者向け

・トーナメント序盤、中盤でのスタックに応じた戦い方、狙うべきプレイ、警戒すべきプレイ、それぞれ事細かに記述されている。具体的なシチュエーションを挙げての説明も数多くある。
かなりアグレッシブで序盤から積極的に参加するスタイル。トーナメントでの指針が欲しい人は是非。

・15,16章ではヘッズアップにおける均衡解を取り扱う。前作の『アグレッシブポーカー トーナメントを制覇しろ』ではエフェクティブスタックが12BB以下の場合での均衡解しか扱っていなかったが、今作はヘッズアップにおける20BB,15BBの場合の均衡解も取り扱っている。前作と併せて読むことで、ヘッズアップのプレイを深めることができる。

英語版の出版が2011年なので内容が古いという批判あり。2020年現在のトーナメントシーンに対応していないという指摘は至極真っ当。均衡解について記述された第12,16章は今なお有用。当シリーズは日本語訳について批判を受けることがあるが、前2作ほどは気にならない。

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