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【書籍】『ポーカーエリートの「公然の秘密」 頻度ベース戦略』エド・ミラー(著)

書籍・映画・戦略戦術本, エド・ミラー(Ed Miller)

【出版年】2018年日本語版(2018年電子版)2014年英語版
【著者】エド・ミラー(Ed Miller)
【内容】

エリートポーカープレイヤーは私たち一般プレイヤーとは違います。彼らは一瞬で何万ドルも動くテーブルについています。違いはそれだけではありません。

エリートプレイヤーは、一般のプレイヤーとはまったく異なる戦略・思考でゲームにのぞんでいます。あなたがゲームのレベルを上げたいのであれば、戦略を見直すだけでは成功できないでしょう。ポーカープレイヤーの99%は考え方に根本的な欠陥があるのです。トップ1%に入るためには、本書の内容を理解し実践する必要があります。

その内容は多くのポーカープレイヤーが知っています。しかし、理解しているプレイヤーはほとんどいません。ポーカーの「公然の秘密」として誰も隠そうともしません。それはゲーム理論のナッシュ均衡を用いたプレイです。自分以外のプレイヤーを観察し戦略を最適化していきます。それぞれのプレイヤーの戦略が確定し変更する意味がなくなった状態がナッシュ均衡です。ナッシュ均衡に沿ったプレイをGTO(gametheory optimal)戦略といいます。

GTO戦略を実行するためにはゲーム全体の期待値を計算する必要があります。その計算は膨大で複雑なものになり、プレイ中に対応するのは容易ではありません。しかし、複数パターンに分類し大枠を把握することは可能です。更に多くのパターンを検証することによって、ハンドの頻度も把握できます。

「正しい頻度でプレイせよ」がエリートプレイヤーへのキーワードです。本書は一般プレイヤーにとって珠玉の1冊となるでしょう。

【構成】

イントロダクション
ノーリミットホールデムをスロットマシーンのようにプレイしない
タイトアグレッシブなプレイヤ―を打ち負かす
全体的イメージ
頻度のゲーム
トップ1%の秘密
ピラミッドを土台から築き上げる
ポーカーピラミッドの分岐
大きな例外
小さな例外
これらのアイデアを実践に移す
ブラフとバリューベットの頻度
今後君はもうやらなくなるはずの5つのよくあるエラー
戦略の微調整
良い出来事、不味い出来事、出来事が起きないという出来事
ハンド選択
これらはどう使いこなせばいいのか
レイズされた場合
レイズ
多人数ポット
君への宿題
さらなる学習のために

【特徴】
「頻度」の概念を軸にした戦略本。
 レイズ/コール/フォールドの頻度がどのようにあるべきかを示し、意思決定の材料とする。

目から鱗のアイディア。このコンセプトの背後で行われている作業の詳細を知りたい人は
『Applications of No-Limit Hold’em/Mattew Janda(著)』を参照。もっと遡りたい人は
『The Mathematics of Poker/Bill Chen(著)』を参照。
上記2冊で議論された内容を分かりやすく説明してくれている、そこを以て高評価という意見が多い。

・【マイクロステークスでこのアイディアを実行しようとすると火傷する。マイクロステークスのプレイヤーは十分な頻度(本書でいうリバーで1:2=ブラフ:バリュー)が出来ていない。
管理人も存在しないブラフをキャッチしに行って痛い目を見た。】
※【】内は実力不足の管理人の感想です。
しかしながら、早いうちにこのアイディアに触れるのは悪いことではなくむしろ推奨。
同著者の『エド・ミラーのポーカースクール ライブゲームで勝つ』の次に読むのがお勧め

・米Amzon評価は星平均4.1(56レビュー)と全体的に高評価。エド・ミラーの最高傑作という声も。
本著を低評価する人の意見は、「本著の概念は認めるが、"ライブゲーム"(GTOプレイを行う人が少ないというニュアンスを込めて)に適用するのは不可能である」というもの。
GTO的アプローチではなくエクスプロイト的アプローチが有効と考えている模様。

・トップ1%の秘密
君が用いている頻度が、相手プレイヤーが用いる頻度よりも正確なものでありさえすれば、
君は勝って金を手に入れられる。
(詳しくは本書で)

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