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【書籍】『フィル・ゴードンのデジタルポーカー』フィル・ゴードン(著)

書籍・映画・戦略戦術本, フィル・ゴードン(Phil Gordon)

【出版年】2013年日本語版(2013年電子版)2011年英語版
【著者】フィル・ゴードン(Phil Gordon)
【内容】

 私が『フィル・ゴードンのポーカー攻略法 入門編』を出してから、6年の月日が流れた。そしてその間に、このゲームには大きな変化が訪れた。そうした変化の大半を推し進めたのは、インターネットでのゲームの普及とその重要性の拡大である。鼻血が出るようなハイステークスでのゲームには、ポットリミット・オマハが選ばれるようになった。プレイヤーはよりアグレッシブになり、ゲームはより変化に富んだものになり、決断はより難しいものとなっている。

 本書は、まず「ポーカー2.0」の基礎について述べるところから始める。そこでは新しいポーカー理論を支えている数学や概念、すなわち、レンジ、組み合わせ論、期待値について討議していく。

 その次に、私は現代ポーカーのプレイヤーのための工具箱とも言えるものを紹介していくことにする。ヘッズアップ・ディスプレイはその中でも最も革新的なものだ。これを上手く使えば、あなたは自分のプレイをすぐにでも全く違ったレベルへと引き上げることだって出来るのだ。またレンジ・シミュレーションのための道具をどう効果的に使いこなすかについても述べていく。これらのコンピュータモデルは、今日のポーカー界においては、なくてはならないほど肝心なものだ。我々は、ノーリミット・ホールデムというものを、キャッシュゲーム、トーナメントの両方で、詳細に隅々まで再検討していく。

 その次のセクションでは、ハイステークスでのキャッシュゲームの主役となりつつある、ポットリミット・オマハ(PLO)を取り上げる。PLOはハイペースにして激しいゲームで、バンクロールの激しい上下と、ゲーム特有の戦略が存在する。私自身PLOについてはまだ学習の途上にあって、トップレベルのプレイヤーというわけではない。だがこのセクションで述べられる基本に加えて、どのゲームに参加するかをうまく選べば、一番の強敵どもが集まるPLOゲーム以外なら、利益を上げられると確信している。

 「メタゲーム」のセクションでは、ゲームに内在するもうひとつのゲームや、戦略以外での身につけておくべき大事な概念について述べていく。またそこで、クリス・ファーガソンの挑戦、すなわち、すぐれたバンクロール・マネジメントのルールに従うことで、0ドルから始めて100万ドルへと増やす挑戦を達成した時の話にも触れることにする。

 最後のセクションでは、ポーカー界の「神童」たちの話を聞き、彼らからコーチを受けることで、なぜ彼らが注目されるのか、そして彼らを成功に導いた戦略はどんなものかについて学ぶことにする。本書の前半で述べられる内容の多くは、私の師匠である彼らのアドバイスを基に展開させたものだ。我々はフィル・ギャルフォンド、アネット・オブレスタッド、そしてダニエル・ケイツから話を聞く。フィルは世界でも最高のPLOプレイヤーのひとりだ。アネットはマルチテーブル・トーナメントの天才である。そしてダニエルは、弱冠22歳にして、世界最高のヘッズアップ・ノーリミットホールデムのスペシャリストだと見なされている。彼らが喜んで見識を分かち合ってくれたこと、そしてそこから来る本書への貢献は、私にとって途方もなく価値のあることだった。このセクションの内容は読者にとっても大いに学ぶところがあるはずだ。

【構成】

イントロダクション

用語解説

ポーカー2.0の基礎

ポーカー2.0の道具箱

ノーリミットホールデム2.0

ポットリミットオマハ1.0

メタゲーム的考察

神童たち

ハンド例題集

終わりに

【特徴】
・いまやオンラインプレイで必須となったHUD(ヘッズアップディスプレイ)について取り上げる。HUDを交えたハンドリーディングについて学べる。また『入門編』のプレイのアップデートを目標とする。
「HM2」や「PokerTracker」等の具体的なHUDソフトについての解説書ではない。もっと手前のVPIPやPFについて解説。既にHUDを使っている人にとっては物足りないかもしれない。

PLO(ポットリミットオマハ)についての記述あり。ただし著者も言うように基礎的な部分の解説に留まる。PLOについての書籍はほとんど未邦訳のため、本格的に勉強したいなら洋書を当たる必要がある。

・本書後半、著者が強豪プレイヤー達からそれぞれPLO,NLHE(ノーリミットホールデム),HU(ヘッズアップ)のレッスンを受ける。対話形式で描かれるので読みやすい。

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